田園調布の家の改修工事
2013年の春から「住み継ぐかたち」を
探っていた田園調布の家。
田園調布の家は、
昭和29年に建築された数寄屋建築です。
設計は駒沢オリンピック公園陸上競技場を
設計した村田政信氏、施工は水澤工務店。
同じ敷地内に住む
この住宅の所有者夫婦は、
思案の末に改修工事をおこない
自らが住み継ぐことに決めました。
改修設計は日影アトリエが
担当することになりました。
改修内容は、
1.耐震改修
(耐震改修の構造設計は山辺構造設計事務所)
2.水回りの改修
(浴室のユニットバス・便器・キッチンの変更など)
3.開口部の断熱化
4.外壁・床・天井の断熱化
5.バリアフリー化
6.1階中央の和室の畳をフローリングに
7.食堂の内装を大幅に改装
8.西側の水回りを大幅に改修し
家事室として充実ざせる
9.内部の仕上げの更新
10.北側を駐車スペースとする
・・・などです。
基本的に外観や間取りの変更はおこなわない、
機能的な改修設計になりました。
この改修設計で
吉田五十八風の
繊細な窓廻りの造作に
触れることができたことが最大の収穫でした。
改修工事は、2014年の11月に完了しました。
by y-hikage
| 2015-08-16 11:12
| 田園調布の家
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