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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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昨年完成した「高尾の家」

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昨年、完成した「高尾の家」を

ふりかえってみます。

高尾の家の敷地は

八王子市郊外の住宅地にあります。

およそ100坪の敷地面積は

都内ではなかなか得られない広さです。

この敷地の広さを生かすようにと

平屋建てで計画しました。

間取りは、おおきく三つのゾーンに

分けられています。

ひとつめは、

玄関土間から和室、

和室から和室土間、和室土間から

南の庭へ意識が流れていく西側の公的なゾーン。

この公的なゾーンには

納戸とトイレと水屋を内包しています。

二つ目は、

北側のプライベートゾーンで

寝室と子供室と洗面室と浴室が

配置されています。

三つ目は、

この家の中心となる

居間と食堂と台所が一体となった

広間のゾーンです。

屋根は切妻屋根としていますが、

西側の公的なゾーンを

東側のゾーンと一間ずらすことで、

玄関前に軒下空間をうみだしています。

この一間、間取りをずらした効果は、

屋根のかたちのリズムにもなっています。

家の中心となる広間は、

垂木構造とすることで

一枚の屋根で包まれた

大きな空間を生み出しています。

天井は屋根勾配と同じとして、

垂木を化粧であらわしています。
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家はほぼ真南を向いています。

(写真右下が南の方向)

西側のゾーンと

東側の広間のゾーンをずらしています。

西側のゾーンに四畳半の和室があります。

和室の南側は土間になっています。

床面積は全体で31坪。
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広間の西側をみます。

格子戸の左向こう側が和室。

右向こう側が玄関ホール。
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四寸勾配の垂木構造の化粧天井。
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木は多摩産材を使用しています。

とてもいい材でした。
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骨組みが上棟し、

垂木の上に斜め野地板が張られた状況。
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垂木間と外壁に、

断熱材のウールブレスが設置された状況。
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by y-hikage | 2015-08-14 17:41 | 高尾の家 | Comments(0)
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