昭和29年田園調布の家・その3
昭和29年田園調布の家。
この家の間取りは、
1階が、東に玄関に面する
居間(書斎・応接間)があり、
その西側に広縁のある畳敷きの
茶の間(現在は、椅子式の食堂)、
その西側に和室(客間)、
その西側に4畳半ほどの和室があります。。
北側には、
便所、台所、水回り、
鉄筋コンクリート造の倉庫が配置されています。
1階の和室の床の間まわり。
特に、技巧を凝らしたところがなく、
さりげなく、おおらかです。
そういう意味で、僕の好きな設計です。
敷目風の天井に、
細い丸太を押え縁にしていますが、
嫌味がありません。
和室から廊下を眺めます。
廊下の北側向こうは、階段です。
廊下に自然光が漏れるように、
階段との仕切り壁に障子を入れています。
2階の間取りは、
子供室と寝室(和室)で構成されています。
その寝室です。
寝室の床の間まわり。
寝室の北側の押し入れ。
唐紙の使い方が大胆な色使いです。
2階子供室の東側の窓。
1間幅の引き込み障子とガラス戸。
いぶし瓦と木々の緑が相まって、
とても気持ちいい窓辺の景色です。
建具を引き込んだ状態の窓回りの詳細です。
by y-hikage
| 2013-05-31 14:41
| 田園調布の家
|
Comments(0)