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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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愛知県立芸術大学・その6

愛知芸大は、講義棟を中心軸にして、

東側に音楽学部棟と奏楽棟、

西側に美術学部が配置されています。

それらを構成するすべての建物は、

独立しながらゆったりと建っています。

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建物と建物は、時に、吹きさらしの回廊でつながり、

その水平に伸びる屋根の連なりが、

学生同士のつながりを象徴しているようでもありました。
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建築の意匠は、用途に応じて使い分けられています。

この建物は音楽学部棟です。
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外にもれる楽器の音に誘われ、

恐る恐る校舎に入っていきました。

練習室のドアを開けたら、学生たちが練習しています。

学生たちの楽しそうな話し声と、

とぎれとぎれの楽器の音が、

吉村順三が設計した空間の中で呼応しています。

とても素敵な空間でした。

(もちろん、撮影していいですか?
と学生さんに聞いて撮りました・・・・)
愛知県立芸術大学・その6_c0195909_1023231.jpg

今回の見学で、講義棟の次に期待していた奏楽堂です。

構造と音響を同時に考慮に入れた、折半屋根が特徴です。

室内から見るこの屋根(天井)は、

まるで木の葉のようだと本を見て思ったのです。

残念ながら内部に入ることはできませんでした。

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さて、美術学部の石膏室です。

ガラスの天窓から自然光が降りそそぎ、

石膏の模型がいまにも動きそうな気配でした。
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もう何年も前から見学したいと思っていた、

愛知県立芸術大学。

昨年が終わるころに、やっと実現できました。

さて、次の吉村順三の建築巡礼は、

どこに行こうか・・・。な
by y-hikage | 2013-02-17 10:56 | 吉村順三ギャラリー | Comments(0)
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