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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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「手のひらに太陽の家」の計画の前に考えた小さな住宅:3

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家ができた。仮設住宅でありながら、移築してまた、家になる家。折置組みと落とし板壁の家。
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一方で心のよりどころは家ではなく家族と人と友人なのだろうと思う。。
テレビは見ないけれど、新聞で読む国の行動と感覚には、はたして、国の滅亡の予感さえ感じる。
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精神科医の斎藤環氏は毎日新聞の時代の風でこう書いている。
東日本大震災から三カ月が過ぎた。被災直後の高揚感が次第に薄れ。いまや「祭りの後」にも似た抑うつ気分が梅雨空のように蔓延しつつあるように思う。
あの震災以来、この列島は複数の時制へと引き裂かれてしまった。目前の復興に集中せざるを得ないがれきの中の時間。錯綜する情報や半減期というフレームの中での宙づりにされた「原発」の時間。避難所の時間、無人化した村の時間、液状化の時間・・・・。
時制に違いには地域差もある。東北と関東、関東と関西、福島と「それ以外」、そして日本と「それ以外」。いたるところで時間はかい離し、「時差」が生じた。
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僕はまた、明日の朝から「手のひらに太陽の家」のスケッチを始める。
by y-hikage | 2011-06-19 12:47 | 手のひらに太陽の家 | Comments(0)
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