オープンハウスに来ていただいた方々や子供たちに説明したことは、まず最初に、全て自然素材で作られていること。
そしてその後に、補足的に説明させていただいたことの、ほんの一部を紹介します。
寺山町の家の工事は、周辺の建売住宅が完成してから始まりました。しかも西側は3mの擁壁、北側は自然崖。クレーンなどの重機は使えず困難を極めました。すまい考房・悠の稲垣さんの技術がおおいに発揮され完成することができました。
設計は周辺の建売住宅が建築されることを前提に行われました。周辺の計画概要書を役所から取り寄せ、どのような建売住宅が建築されるのかをチェックします。この作業は設計を進める上で必ず行う作業です。その周辺の住宅環境を考えながら、
近くの森への景色、太陽の光、北側の竹林などを考慮しながら窓の位置や大きさを決めています。
どのような敷地でも、シンプルで美しい木造の架構を探求するようにしています。屋根のかたちと間取りの整合性と心地よい空間。そしてプロポーション(調和)。その結果が軸組模型に現れてくると思っています。
一番かんじんな正面の外観が、ヒキがなく自然に撮影できません。見上げの南側外観です。
北側の竹林側から見た寺山町の家。
室内。断面寸法が把握できるように人物(スタッフ)に立ってもらいました。堅苦しい風景になってしまいましたが・・・。