ブログトップ | ログイン

日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

hikagesun.exblog.jp

浄音寺・浄土真宗寺院本堂の設計(7)

浄音寺・浄土真宗寺院本堂の設計(7)_c0195909_15225432.jpg
以前にもお伝えいたしましたが、浄土真宗寺院本堂を設計するにあたり、様々な寺の資料を探しました。浄土真宗寺院で代表的な寺院はいうまでもなく、西本願寺ですが規模が大きすぎて参考になりません。その他の一般的な寺院でも規模が小さい(天井が低い)事例を見つけることができませんでした。
建築は、社寺に限らず、空間のボリュームで柱や化粧材の寸法を変える必要があります。この寸法の決定を「木割り」といいますが、ちょうどいい寸法を見つけることは熟練した大工でも間違うことさえあります。
今回設計する本堂は、幅6700㎜・奥行き9000㎜・高さ3400㎜(梁下)のコンクリートの中に入ります。特に天井の高さに制限があり折上げ格天井にした場合の寸法のバランスに苦しみました。
過去の建築を思い浮かべた挙句にたどり着いたのは、京都の慈照寺(銀閣寺)東求堂と北鎌倉の円覚寺舎利殿でした。共に小さなお堂で、折上げ格天井の寸法、柱の太さの決定の参考にしました(共に実物の内部を見学したことのある建物です)。
写真は慈照寺東求堂仏間の内部空間です(不滅の建築8:毎日新聞から引用)。
今回の設計では、この仏間の折上げ天井と同じ寸法で造られています。この仏間の天井の裏板はサワラ材に胡粉を塗って白くしてありますが、今回は白木の総ヒノキで造られました
by y-hikage | 2011-03-20 15:54 | 浄音寺 | Comments(0)
<< 浄音寺・浄土真宗寺院本堂の設計(8) 寺山町の家のオープンハウスを予... >>