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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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浄音寺・浄土真宗寺院本堂の設計(2)

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エコロジーライフ花 直井建築工房の直井さんからの依頼で、昨年から設計を進めてきた浄土真宗寺院本堂の工事が今年に入り本格的に始まりました。作業場での加工が完了し、現場で外陣の天井が組みあがりつつあります。
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折上げ天井の詳細。下の水平の部材である天井長押に亀の尾がのり、その間に蛇骨子の縦格子連続します。亀の尾の格縁が平天井の格縁に連続し、格天井が構成されます。この格天井の枡の中に無垢の一枚板のヒノキの板が張られます。
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格縁はおよそ500㎜の間隔。みごとな職人の技術です。
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その真正面の立面です。
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外陣と内陣の境の丸柱の組物。大斗(だいと)に枠肘木(わくひじき)がのり、巻斗(まきと)がのり、巻斗が天井長押を支える構成です。着々と工事は進んでいきます。
by y-hikage | 2011-02-19 15:28 | 浄音寺 | Comments(1)
Commented by おせろまま at 2011-02-20 10:37 x
壮大なスケールですね、職人技の見せ所満載。格天井も素晴らしい出来栄えとなりそうですね。楽しみにしています~♪
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