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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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日日日影新聞が創刊されました。

c0195909_1911211.jpg閑谷学校について。寛永十年(1670)、播備国境(岡山県備前市)に岡山藩主・池田光政によって閑谷学校が開かれた。創建当時の建物は簡素な茅葺屋根であったが、学校奉行・津田永忠によって元禄十四年(1701)に現在の姿に改築された。「百姓は、生かさず、殺さず」という武士特権政治が常識であった当事「農民は国の基(もとい)」という光政の理念のもとに、儒学に基づく士庶共学の教育を目指した世界最古の庶民の学校とされている。
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当時から講堂(国宝)では毎日決まった時間に学生たちが床板に端座し「しのたまわく」と論語を斉唱してきた。昨年11月30日に閑谷学校を訪れたとき、偶然「日曜論語」が開催されていた、僕は国宝である講堂に入れるという魅力だけで参加することにした。建築に対する興味で見学にきたが、講師の前で論語を斉唱することで、閑谷学校の厳粛で無駄のない配置や意匠の意味が、わずかであるが理解できたような気がした。「建築には意味が込められている」ことを再発見した旅であった。
c0195909_1282552.jpg講義が終わると、参加者は漆塗りの床板を掃除させていただくことになっている。三百年余りにわたって学生たちが磨いてきた黒光りする床を乾拭きする貴重な体験ができた。
by y-hikage | 2009-01-09 19:15 | 国宝建造物 | Comments(1)
Commented at 2009-01-24 10:36 x
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