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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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白井晟一設計の「虚白庵」の見学会に参加いたしました。

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日本の建築家の巨匠:故白井晟一の自邸の「虚白庵(こはくあん)」の見学会が先週の3月25日にありました。雨の中、おおぜいの見学者の中に混じって15分程度内部を見学することができました。その日あまりにも混雑していたため昨日、「吉村順三ギャラリー」に行く前に、ひとけが無い「虚白庵」の外観を見に行きました。
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何年前か忘れてしましましたが、「虚白庵」は実を言うと生活されている状態で訪問させていただく機会がありました。白井晟一氏のご子息の方にさまざまなお話を聞きました。とても貴重な体験でした。
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室内は深い闇に包まれ、調度品が薄明かりの照らされ浮かび上がっていました。その闇と相対するように高い塀に囲まれた中庭は制御された視線の効果か静かな光に満ちていました。
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しいの木が玄関の前に大きく成長し硬いドアとの間に重たい緊張感を生み出しています。
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内部空間はプライバシーの関係上紹介することはできませんが、例えば外壁と地面の接点のディテールに注目すると白井晟一の細部に対するこだわり(つまりそれは色気)がむらむらと伝わってきます。
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屋根の雨水を流す樋のデザインもそのひとつです。
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白井晟一のドアノブは常にドアの中央にあります。使い勝手に疑問はありますが求道者のような美学を感じます。
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裏の共同住宅から「虚白庵」を見てみました。残念ながらもうじき解体されるそうです。今まで白井晟一設計の建築を何件か見てきました。機会を見つけて「日日日影新聞」で紹介できたらと思います。
# by y-hikage | 2010-03-29 16:44 | 建築巡礼 | Comments(2)