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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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旧和辻哲郎邸

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鎌倉の鶴岡八幡宮のすぐ西側に

旧和辻邸が建っています。

この住宅はもともと

神奈川県松田から移築され、

神奈川県大山のふもとに建っていた農家を

哲学者・和辻哲郎が1938年(昭和13年)に

東京都練馬区に移築したものです。

そして23年後この家を

映画製作者である川喜多長政・かしこ夫妻が

1961年(昭和36年)に

鎌倉のこの地に移築しました。

よってこの民家は3回移築されたことになります。

(日本の建築は移築できることが

素晴らしいと思います)

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当初の屋根は瓦葺きで

あったかどうかわかりませんが、

間取りは、

土間と食違い四間取りの平面をもつ

典型的な農家のかたちをしています。

瓦葺きの外観をみると、

書院風の和風建築のようですが、

それは和辻哲郎が

大きく手を入れた結果ではないかと

推測しています。

内部空間に入ると、

農家の間取りと骨格を生かした

上手な住まい方をしてきたことがわかります。

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旧和辻邸は、

鎌倉市の景観重要建造物に指定されています。



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by y-hikage | 2017-03-23 13:07 | 鎌倉の建築 | Comments(0)

製図室の花をいれかえました。

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今日はお客様が製図室にみえるので、

朝のランニングで

摘んできた花にいれかえました。

やや菜の花が多すぎる感じもいたします。



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by y-hikage | 2017-03-20 12:30 | 日影アトリエの本棚 | Comments(0)

三渓園でだんごとワンカップ。

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今日は、午前中に都内でうちあわせ・・・。


なので午後に横浜の三渓園にいきました。

「日日日影新聞」の記事の取材が目的。

何度も行っている三渓園ですが、

行くたびにちがって見えるのが不思議です。

春がちかいせいですか?

三渓園はやっぱり、

だんごと日本酒だ!と思い込み、

お茶屋さんのメニューの中の

日本酒tとだんごを注文しました。

日本酒は、ワンカップ大関。

日本酒は普段、一人で飲むことはなく、

しかもワンカップ大関・・・

だんごは美味しかったけれど、

ワンカップを飲みほすのには、

苦労しました・・・。

しかもあしもとくらくら。

日本酒っぽい日本酒ですね・・・。

ワンカップは・・。


取材の目的は「鎌倉の建築」のためでした。

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by y-hikage | 2017-03-19 17:29 | 森の中と町の中で | Comments(0)

旧大佛次郎茶亭

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旧大佛次郎茶亭は

鎌倉の鶴岡八幡宮南東側の

雪ノ下地区に残っています。

建築されたのは、

大正八年頃とされているので

関東大震災にも耐えたということになります。

屋根は茅葺きで、

庶民的な草庵風数寄屋造りの建物です。

室内の意匠は全体的に簡素で、

使用している材料も安価な材料で

まとめているように見えました。

その中で部分的に使用されている

網代天井が印象にのこりました・・・。

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旧大佛次郎茶亭は、

鎌倉市景観重要建築物指定

30号の建物です。


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by y-hikage | 2017-03-18 16:58 | 鎌倉の建築 | Comments(0)

河津桜の新緑

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今朝も同じコースを走りました。

コース沿いの

披露山・大崎公園の河津桜の新緑。


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春になるにつれ、


もやに包まれて見えにくくなる富士。

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逗子マリナーナのプールの煙突。

どれもいつも見る景色です。



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by y-hikage | 2017-03-18 10:48 | 鎌倉・逗子・葉山で | Comments(0)

鎌倉商工会議所

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311日の毎日新聞朝刊に、

鎌倉市内にある三棟の建築物が、

国有形文化財に

指定されたと書いてありました。

この記事を読んで

鎌倉市内にある建築を新旧問わず

「日日日影新聞」で

不定期連載してみようかと思いました。

  • ○○ ○


ひとつめは、鎌倉商工会議所。

武基雄(たけもとお)という

建築家によって設計され、

1969年に竣工した建築です。

場所は鎌倉市役所の

真むかいに建っています。

竣工当時の写真を見ると

先鋭的なほどに

モダンデザインであることがわかります。

4本の柱のみで2階を宙に浮かせて、

1階をガラススクリーンで覆っています。

まさか竣工当時、

こんなにモダンデザインであったなどと

知る人は、

もはやいないのではないかと思われます。


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現在の鎌倉商工会議所。

一見すると普通の建物に見えますが、

アクロバットな構造は、

竣工当初のままです・・・。

鎌倉駅から歩いてすぐの場所なので、

鎌倉に来たときはぜひご覧ください・・・。

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※竣工当初の写真は

現代日本建築家全集・第5巻からの転載です。


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by y-hikage | 2017-03-16 10:09 | 鎌倉の建築 | Comments(0)

山泰荘にいきました。

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今日の午前中、

山泰荘で打合せがありました。

住みはじめてから、

はやいもので

1年と3カ月になろうとしています。

内部の柱や梁や床など

無垢ならではの

木の味わいが出てきています。

大切に住んでくれているのを見ると、

とてもうれしくなるものです・・・。


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by y-hikage | 2017-03-15 14:37 | 山泰荘 | Comments(0)

稲田堤の家の煙突

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稲田堤の家には薪ストーブが置かれます。


その煙突です。

屋根に煙突がつくと、

とたんに生活感が外観ににじみでてきます。

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稲田堤の家は2階の木工事がほぼ完了し、

1階の残りの造作や天井板張りを

現在進めています・・・。

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by y-hikage | 2017-03-13 13:10 | 稲田堤の家 | Comments(0)

永遠の建築・三十三間堂

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今年の1月の終わりの

京都・国宝建造物採集で

最も印象に残ったのは、

三十三間堂でした。

初めての見学ではなかったはずですが、

内部空間に足を踏み入れた瞬間、

衝撃で身体が凍りつきました。

空間から「建築の永遠」を感じたのです。

今まで建築から

「建築の永遠」を感じたことが

あっただろうか・・・、

と、茫然と立ちつくしてしまいました。

なぜそう感じたのか・・・。

三十三間堂は22m×120mという

世界最長の木造古建築で、

千体の観音菩薩像を安置しています。

この細長い空間に千体の観音菩薩像を

安置するだけでは

「建築の永遠」は生まれません。

僕は「架構の連続」にあるのではないかと

堂内で思いました。

観音菩薩像と共に

34本の同じ架構をひたすら連続させることで、

内部空間に遠近法の空間を生み、

永遠の空間を

演出したのではないかと

僕は読み解きました。

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三十三間堂を見学してから、

ずっと三十三間堂の図面を

探しているのですが、見つかりません。

建築学会図書館に行っても、

修理報告書も関連する図書もありません。

神田の古本街でもみつかりません。

そもそも三十三間堂の資料が

極めて少ないのではないかと疑うほどです。

とりあえず平面図は見つかりましたが、

僕がもっともほしい資料は、

断面図もしくは軸組図です。

連続する架構の図面なのです。

これからもあきらめずに

探してみようと思っています・・・。

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三十三間堂は、

正式には蓮華王院三十三間堂

(れんげおういんさんじゅうさんげんどう)

という名前です。

1164年、後白河上皇のために平清盛が

建築(寄進)したものだとされています。

現在の姿は焼失後に再建されたものです。

同時期に平清盛が建築したもので

有名なのは広島の

国宝建造物・厳島神社です。

三十三間堂も厳島神社も

「超」がつくほど名建築です。

平清盛の設計力が圧倒的であることを、

この二棟が証明しています。


※堂内の写真は、

「古寺をゆく・三十三間堂」(小学館)

からの引用です。




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by y-hikage | 2017-03-12 12:53 | 国宝建造物 | Comments(0)

「風の波紋」という映画を見ました。

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3
4日の日曜日、

日比谷で開催されていた

「グリーンイメージ国際環境映像祭」に行きました。

当日上映されたのは、

「ブロック」と「風の波紋」でした。

席に着き何の予備知識もなく

見はじめた映画でしたが、

「風の波紋」の映像が流れはじめたときに、

どこかで見たことがある景色だと思いました。

山の風景や田んぼの風景、

そして茅葺民家のかたち。

物語が進むにつれ、

あいまいな記憶が確信にかわりました。

あっ!ここは、旧高柳町の近くだと。

高柳町は、20数年前に茅葺民家・4棟を

設計監理するために通った雪深い町でした。

映画の舞台は、

高柳町の南東に位置する

十日町市の越後妻有(えちごつまり)。

都会から移り住んだ夫婦を

中心として物語が展開します

(この映画はドキュメントです・・)。

夫婦が住み始めた何年後かの

2011312日に

大きな地震がこの地を襲います。

夫婦が生活する茅葺民家は

地震によって大きく傾きます・・・。

○○○○

僕は美しい自然の映像と

山里での生活に感動し、

「まだこんな生活が日本に残っているんだ・・・」と

心のなかが

映像の中の風景に入りこんでいきました。

背景で流れる音楽の

澄みきった音色もすごく良くて、

後半では涙が流れ落ちました。

この音楽は「めざめのとき」という題名で、

映画にも出演する

天野季子さんの作詞・作曲・演奏です。

○○○

「風の波紋」のホームページに

この物語が短い文章によって

うたわれています。

○○〇

風がおしえてくれたこと。

いのちと暮らす、

いのちを食べる。

舞台は越後妻有(えちごつまり)の里山。

この雪深い村に

都会から移り住んだ木暮さん夫婦は、

茅葺き屋根の古民家を修復し、

見よう見まねで米を作って暮らしてきた。

ゴリゴリと豆を挽いてコーヒーを淹れ、

野山の恵みを食卓にならべる。

草木染職人の松本さんは、

山桜で染めた糸を夫婦並んで手織りする。

色鮮やかな着物が仕立てあがるころ、

娘さんが成人式を迎えた。

悠々自適、

気ままな田舎暮らしに見えるけれど、

ときに自然はきびしい。

冬ともなれば雪がしんしんと降り続け、

来る日も来る日も雪かきに追われる。

ひとりでは生きられない。

茅葺きや稲刈りも協働作業だ。

木暮さんのまわりには

不思議と個性ゆたかな仲間が集まり、

ことあるごとに

囲炉裏を囲んで宴がはじまる。

歌と笑い、

もちろんお酒もかかせない。

そうやって、

ここでは新しいかたちの

「結(ゆい)」がゆるやかに息づいている。

ある春の朝、大きな地震がおきた。

木暮さんの家も全壊したが、

彼は再建を決意する――。


○○○○

もしどこかでこの映画に出会ったら

ぜひ見てほしいと思います。

〇〇〇〇


天野季子さんの「めざめのとき」





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by y-hikage | 2017-03-10 17:01 | 森の中と町の中で | Comments(0)