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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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カテゴリ:鎌倉の建築( 15 )

旧和辻哲郎邸

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鎌倉の鶴岡八幡宮のすぐ西側に

旧和辻邸が建っています。

この住宅はもともと

神奈川県松田から移築され、

神奈川県大山のふもとに建っていた農家を

哲学者・和辻哲郎が1938年(昭和13年)に

東京都練馬区に移築したものです。

そして23年後この家を

映画製作者である川喜多長政・かしこ夫妻が

1961年(昭和36年)に

鎌倉のこの地に移築しました。

よってこの民家は3回移築されたことになります。

(日本の建築は移築できることが

素晴らしいと思います)

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当初の屋根は瓦葺きで

あったかどうかわかりませんが、

間取りは、

土間と食違い四間取りの平面をもつ

典型的な農家のかたちをしています。

瓦葺きの外観をみると、

書院風の和風建築のようですが、

それは和辻哲郎が

大きく手を入れた結果ではないかと

推測しています。

内部空間に入ると、

農家の間取りと骨格を生かした

上手な住まい方をしてきたことがわかります。

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旧和辻邸は、

鎌倉市の景観重要建造物に指定されています。



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by y-hikage | 2017-03-23 13:07 | 鎌倉の建築 | Comments(0)

旧大佛次郎茶亭

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旧大佛次郎茶亭は

鎌倉の鶴岡八幡宮南東側の

雪ノ下地区に残っています。

建築されたのは、

大正八年頃とされているので

関東大震災にも耐えたということになります。

屋根は茅葺きで、

庶民的な草庵風数寄屋造りの建物です。

室内の意匠は全体的に簡素で、

使用している材料も安価な材料で

まとめているように見えました。

その中で部分的に使用されている

網代天井が印象にのこりました・・・。

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旧大佛次郎茶亭は、

鎌倉市景観重要建築物指定

30号の建物です。


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by y-hikage | 2017-03-18 16:58 | 鎌倉の建築 | Comments(0)

鎌倉商工会議所

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311日の毎日新聞朝刊に、

鎌倉市内にある三棟の建築物が、

国有形文化財に

指定されたと書いてありました。

この記事を読んで

鎌倉市内にある建築を新旧問わず

「日日日影新聞」で

不定期連載してみようかと思いました。

  • ○○ ○


ひとつめは、鎌倉商工会議所。

武基雄(たけもとお)という

建築家によって設計され、

1969年に竣工した建築です。

場所は鎌倉市役所の

真むかいに建っています。

竣工当時の写真を見ると

先鋭的なほどに

モダンデザインであることがわかります。

4本の柱のみで2階を宙に浮かせて、

1階をガラススクリーンで覆っています。

まさか竣工当時、

こんなにモダンデザインであったなどと

知る人は、

もはやいないのではないかと思われます。


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現在の鎌倉商工会議所。

一見すると普通の建物に見えますが、

アクロバットな構造は、

竣工当初のままです・・・。

鎌倉駅から歩いてすぐの場所なので、

鎌倉に来たときはぜひご覧ください・・・。

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※竣工当初の写真は

現代日本建築家全集・第5巻からの転載です。


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by y-hikage | 2017-03-16 10:09 | 鎌倉の建築 | Comments(0)

円覚寺での朝の抹茶・・・

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2017年・・・

あけましておめでとうございます。

1月2日の今朝は、

開門と同時に円覚寺に行きました。

毎年、1月1日から1月3日まで円覚寺舎利殿が

特別公開されます。

と言っても一番近い門まで・・・

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○○○○

今朝は円覚寺の塔頭、

開基廟で抹茶をいただきました。

茶菓子は鳩サブレのラクガンでした。

冬澄み切った朝の境内での

抹茶の味は格別でした。

○○ ○○○

本年もよろしくお願いいたします。

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円覚寺の塔頭

開基廟(かいきびょう)

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by y-hikage | 2017-01-02 10:08 | 鎌倉の建築 | Comments(0)

英勝寺のイチョウ

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横須賀線で逗子から

製図室のある北鎌倉に向かう車中で

左側の窓を眺めていると、

鎌倉を過ぎたあたりで

英勝寺の黄金色に輝く

イチョウの木が目に飛びこんできます。

その美しさは毎年のことですが、

やはり鎌倉で途中下車をして

近くでこのイチョウの木を

見てみたくなります。

英勝寺は鎌倉でも好きなお寺のひとつです。

そりのない凛とした屋根は

人に甘えないクールな立ち姿です。

英勝寺は、

神奈川県の唯一の国宝建造物・円覚寺舎利殿の

次に国宝建造物になってほしいと願うお寺です。

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境内の中の紅葉も綺麗です・・・。

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by y-hikage | 2016-12-09 12:42 | 鎌倉の建築 | Comments(0)

近代美術館と建長寺の桜

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昨日、鎌倉駅近くでの

ささいな用事をすませたあと、

修復後の段葛を歩きました。

その後に鎌倉駅に戻るのも なんなので、

結局、歩いて北鎌倉の

製図室に向かいました。

途中、閉館した神奈川県立近代美術館の

桜をながめ、

建長寺の桜をながめて帰りました。

とくに長居をしたわけではなく、

素通りした感じでしたが・・・、

満開の建長寺の桜は、

いつ見てもみごとです・・・。

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閉館した神奈川県立近代美術館。

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この建築を見ていると、

いつも後ろで、

観光のお客さんが、

「この建物、壊されるんだってねぇ・・・」

と話しているのを聞き、僕は

「いえ、右は残念ながら壊されますけれど、

左は残りますよ・・」と、

教えてあげると

「あら! そうなの!・・・」 となって、

僕は、観光ガイド役のようになって、

話が長くなってしまいます・・。

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いずれ解体されるであろう、

耐鋼製鋼板の構造で構成される新館。

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満開の桜の建長寺。

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いつ見ても建長寺の桜は見事です。

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by y-hikage | 2016-04-07 11:18 | 鎌倉の建築 | Comments(0)

円覚寺舎利殿を参拝しました。

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今年の年始の予定は、

1月2日までに年賀状を書きあげ、

1月3日から図面を書こうと

思っていたのですが、

大幅に予定が遅れて本日の午前中に

年賀状が完了しました。

(150枚ぐらいプリントアウトしたころに

誤字がみつかり、やり直したことが

遅れた原因でした・・・。

よって とても残念なことですが

仕事が進みませんでした・・。)

昨年は、1月1日から5日までの五日間、

大船別院にこもっていたのですが、

結果的に今年は製図室に

日中こもっていました。

そうは言っても

時々気分転換が必要なため

1月2日、円覚寺の境内を散歩しました。



円覚寺舎利殿(正式には正続院・舎利殿

: しょうぞくいん しゃりでん)は、

新年の1月1日から1月3日まで

普段では入ることができない勅使門

(ちょくしもん・唐門)まで入ることができます。

普段は手前の万年門(まんねんもん)

からのみの拝観なので、

舎利殿が勅使門の影に隠れて

全体像が見えません。

勅使門まで入れるのは正月の三が日と

確か5月の連休のみだったと思います。

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国宝建造物:正続院・舎利殿です。

今年は、国宝建造物を

何棟見ることができるでしょうか・・・。

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勅使門右手前に建つ正続院宿竜殿

(しょうぞくいんしゅくりゅうでん)

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宿竜殿の入り口。

宿竜殿も普段は

近づくことができません・・・。。
by y-hikage | 2016-01-05 14:21 | 鎌倉の建築 | Comments(0)

東慶寺の腰壁

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東慶寺の境内には

文化財を保存展示する

「松岡宝蔵」とよばれる

建物があります。

この宝蔵の内部はとてもいい空間です。

この宝蔵の外壁は、

腰壁が押し縁下見板張りで

上部は漆喰塗りになっています。

この腰壁で注目すべきところは、

押し縁の切り欠きが

ゆるやかな円弧になっていて、

板が曲線を描いているところです。

このちょっとした工夫が

腰壁の重厚感をやわらめています。

つくる手間はたいへんですが、

一度やってみたいと思わせるおさまりです。
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by y-hikage | 2015-11-19 14:00 | 鎌倉の建築 | Comments(0)

東慶寺の磁場

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だれもいない雨上がりの東慶寺は、

透き通った空気に包まれています。

透き通った強い磁場に包まれていると

言ったほうがいいのかもしれません。

なぜそうなのか僕にはわかりませんが、

そんな風に感じるのです。

観光客でにぎわう東慶寺は、

雑踏によって透き通った磁場が、

かき消されてしまいそうですが、

しっかりと空からと足元から、

伝わってくるのがわかります。
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by y-hikage | 2015-06-09 12:48 | 鎌倉の建築 | Comments(0)

朝の円覚寺と東慶寺

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今朝の新聞は関東地方の

梅雨入りを伝えていました。

夜明けに、

強い雨がふっていたのも

そのせいでしょう。

朝の雨は、

走れないので憂鬱になります。

こんなときは、

お寺にいくことにいたします。

円覚寺の開門は午前八時。

東慶寺の開門は午前八時半。

雨模様で、

なおかつ開門と同時に門をくぐると、

だれも人のいない境内を歩くことができます。

円覚寺の境内はとてもしずかです。

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円覚寺の境内をゆっくりとあるいたあと

選佛場(せんぶつじょう)の薬師如来の前で

手をあわせ、

東慶寺にむかいました。
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東慶寺の門の前にいます。
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by y-hikage | 2015-06-09 10:02 | 鎌倉の建築 | Comments(0)