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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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カテゴリ:田園調布の家( 5 )

田園調布の家の改修工事

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2013年の春から「住み継ぐかたち」を

探っていた田園調布の家。

田園調布の家は、

昭和29年に建築された数寄屋建築です。

設計は駒沢オリンピック公園陸上競技場を

設計した村田政信氏、施工は水澤工務店。
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同じ敷地内に住む

この住宅の所有者夫婦は、

思案の末に改修工事をおこない

自らが住み継ぐことに決めました。

改修設計は日影アトリエが

担当することになりました。
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改修内容は、

1.耐震改修 
(耐震改修の構造設計は山辺構造設計事務所)

2.水回りの改修 
(浴室のユニットバス・便器・キッチンの変更など)

3.開口部の断熱化 

4.外壁・床・天井の断熱化 

5.バリアフリー化 

6.1階中央の和室の畳をフローリングに 

7.食堂の内装を大幅に改装 

8.西側の水回りを大幅に改修し

家事室として充実ざせる 

9.内部の仕上げの更新 

10.北側を駐車スペースとする

・・・などです。

基本的に外観や間取りの変更はおこなわない、

機能的な改修設計になりました。
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この改修設計で

吉田五十八風の

繊細な窓廻りの造作に

触れることができたことが最大の収穫でした。

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改修工事は、2014年の11月に完了しました。
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by y-hikage | 2015-08-16 11:12 | 田園調布の家 | Comments(0)

昭和29年田園調布の家・その4

昭和29年田園調布の家。

この築59年の家を、

住み継ぐかたちは、

様々あろうかと思いますが、

この家はこの場所で住み継ぐのが理想です。

家は庭と一体となるように設計され、

庭の木々も59年の歳月を

経過しながら生き生きしています。

庭の木々は家のものであり、

町並みにとっても大切な存在にまでなっています。

              ※

さて、住まい手が居なくなった

「昭和29年田園調布の家」を、

どのようなかたちで、残していくか。

この場所で、庭と一緒に・・。

家と土地を購入しなくても、

借家でもいいのかもしれません。

他にも、いろいろな方法があるかもしれません。

「住み継ぐかたち」を探っているところです。

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by y-hikage | 2013-05-31 15:12 | 田園調布の家 | Comments(0)

昭和29年田園調布の家・その3

昭和29年田園調布の家。

この家の間取りは、

1階が、東に玄関に面する

居間(書斎・応接間)があり、

その西側に広縁のある畳敷きの

茶の間(現在は、椅子式の食堂)、

その西側に和室(客間)、

その西側に4畳半ほどの和室があります。。

北側には、

便所、台所、水回り、

鉄筋コンクリート造の倉庫が配置されています。
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1階の和室の床の間まわり。

特に、技巧を凝らしたところがなく、

さりげなく、おおらかです。

そういう意味で、僕の好きな設計です。

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敷目風の天井に、

細い丸太を押え縁にしていますが、

嫌味がありません。
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和室から廊下を眺めます。

廊下の北側向こうは、階段です。

廊下に自然光が漏れるように、

階段との仕切り壁に障子を入れています。
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2階の間取りは、

子供室と寝室(和室)で構成されています。

その寝室です。
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寝室の床の間まわり。
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寝室の北側の押し入れ。

唐紙の使い方が大胆な色使いです。
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2階子供室の東側の窓。

1間幅の引き込み障子とガラス戸。
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いぶし瓦と木々の緑が相まって、

とても気持ちいい窓辺の景色です。
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建具を引き込んだ状態の窓回りの詳細です。
by y-hikage | 2013-05-31 14:41 | 田園調布の家 | Comments(0)

昭和29年田園調布の家・その2

大田区の閑静な住宅地に、

昭和29年に建築された

モダンな数寄屋の住宅が建っています。

施工は、数寄屋建築で有名な水澤工務店です。

全体的な意匠は、数寄屋建築の巨匠である、

建築家・吉田五十八に通じるところがあり、

開口部回りを中心に、その特徴がみられます。

            ※

長い間、この家を守り続けてきた、

お母様が、お亡くなりになり、

どのようにすれば、

この家を住み継いでいけるかどうか、

相談を受けています。
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玄関回り。

正面に、片引きの玄関引き戸

(腰舞良ガラス障子)が見えます。

右の下駄箱の上にも、

ほぼ正方形の障子があります。

壁と天井は、素材感を抑えるために塗り壁とし、

左手の壁は、均質で光沢がある突板の

合板が張られています。
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ここでは、紹介できませんが、

この家を囲む、庭も素晴らしく、

町並みを歩く人たちに、潤いを与えています。

家の窓は、この庭とのつながりを、

考慮に入れて設計されています。

例えば、玄関東側の正方形の障子。
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正方形の障子は、片引き障子で、

壁の中に引きこまれます。
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障子を壁の中に引きこむと、

繊細なガラス戸を通して、

玄関先の切り取られた庭が垣間見えます。
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玄関側から、居間を見ます。
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庭に面して、コーナーの

大きな掃出し窓になっています。

この掃出し窓は、障子が引き込まれる設計です。

(現在は、アルミサッシに変わっているために、

障子のみが、壁に引き込まれます。
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居間から、北側を見ます。

居間の北側の飾り棚にも、

庭の景色を切り取る、

額縁のような窓が設けられています。
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居間、南側全景。
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居間北側の引き込み障子の詳細です。
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障子を引き込み、ガラス戸を引き込むと、

何もなくなってしまい、

より庭の景色が美しく切り取られます。

この窓枠を注意深く見ると、壁と枠の関係が、

ハッカケになっていることに気が付きます。

景色の額縁を、より繊細に見えるように、

余計なフレームを消し、

視線を妨げる部材を最低限にするための、

細部の意匠なのです。
by y-hikage | 2013-05-31 13:58 | 田園調布の家 | Comments(0)

昭和29年田園調布の家 その1

住み手が長い間、大切に住み続けてきた

田園調布の家。

戦後間もない昭和29年に建てられた家。
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数寄屋で有名な水澤工務店が建築した家。

世代が変わり、

今、この家を受け継いだご家族に相談を受けて、

今、この家の

住み継ぐ可能性を探っています。
by y-hikage | 2013-05-05 23:39 | 田園調布の家 | Comments(0)