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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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カテゴリ:大町の家( 41 )

北鎌倉・こまきの格子

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北鎌倉駅の駅舎の一部のように佇んでいる

和菓子屋「 こまき 」の格子が

最近気になっています。

なぜなら現在、工事中の

「 大町の家 」の全て窓に

格子戸がつくからです・・・。

( はき出し窓は除きます )

その数は31か所あり、

そろそろ格子の意匠を決めなくてはなりません。

建主さんは「 格子は日本の文化 」であると

考えるとともに、

あまり繊細な格子は好みません。

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和菓子屋「 こまき 」の

格子の原寸図を書いてみました。

和菓子屋「 こまき 」のタテ格子の

巾は38㎜・隙間33㎜・貫の高さ45㎜・

見込み40㎜です。

タテ格子と貫の段差を7㎜とし、

「 平坦 」な

さらっとした格子の意匠に仕立てています。

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大町の家の格子の図面を書き上げました。

格子の図面は

縮尺が十分の一以上でないと検討できません。

かといって全ての窓を原寸図で

書くわけにはいかないので、

縮尺が十分の一の図面としています。

( 一部、原寸図 )

いろいろと考えた結果、

タテ格子の巾を36㎜、

隙間を36㎜の小間返しとし、

貫との段差を16㎜とし、

陰影の強い、深い表情の意匠を求めました。

〇 〇 〇 〇

外側の窓回りに格子が設置されと

外観の表情が変わります。

設置されるのが楽しみでもあり、

緊張もいたします。



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by y-hikage | 2017-09-20 13:53 | 大町の家 | Comments(0)

大町の家の鬼瓦

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鎌倉・大町の家の蔵棟の屋根に

鬼瓦がのりました。

これで蔵の屋根が完成しました。

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居間の上の梁組・・・。

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外部のガラス戸も入りました。

着々と工事は進んでいます・・・。


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by y-hikage | 2017-09-02 10:05 | 大町の家 | Comments(0)

大町の家の階段がはじまりました。

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今朝の大町の家の現場打合せは、

主屋の階段のおさまりについて・・・。

階段の材料は、

大胆にも古材の差鴨居の再利用。

ササラ桁も段板も・・・。

けこみ板なしの透ける階段となります。

( うしろからも前からも反対側が見える階段 )

柱や梁が組まれた後なので、

かなり難しい大工仕事になります

( 大工さんすいません・・・ )

階段が完成した時の迫力が楽しみです。

実は蔵にも階段あって、

現在その施工図を書いています。

こちらも難しい仕事になりそうです。

机上での図面の検討が困難ということは、

現場ではその机上の困難の何十倍も

困難であることは十分知っているつもりなので・・・。

だからこそ詳細図での

十分な事前検討が必要なのかと、

思っているのですが・・・


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by y-hikage | 2017-08-09 18:10 | 大町の家 | Comments(0)

大町の家の折れ釘とツブ

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昔ながらの土蔵の外壁には、

漆喰を半球形に盛り上げた部分から、

鉤型に折れた太い釘が

突き出ていることに気が付きます。

この太い釘を「折れ釘(オレクギ)」といい、

丸く膨らんだ盛り上がりを「ツブ」とか

「饅頭(マンジュウ)」とか呼んでいます。

上の写真は、

北鎌倉の国宝建造物:円覚寺舎利殿の

前に建つ土蔵です。

外壁の妻面の観音扉の両脇の丸い形が、

折れ釘とツブになります。

折れ釘は土蔵を修理するときの

足場の控えの役目を担います。

ツブは折れ釘に足場をかけたり、

縄をかけたりしたときの荷重負担を

ツブが先行して受けて、

本体の外壁の損傷を防ぐためのものです。

ツブのない折れ釘もありますが、

この場合、外壁下見板など、

後付けの付属物を取り付けるためのものです。

また折れ釘は柱面から

決まった長さで打たれるため、

左官工事の壁の厚さの定規にも

なるとも言われています。

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鎌倉の大町の家の蔵にも、

折れ釘とツブを設置します。

その詳細図です。

川越の宮岡家住宅(まちかん刃物店)で

実測した図面が製図室にあるため、

その実測図を参考に書きました。

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大町の家は、現在外壁回りの工事を進行中です。

蔵の外壁下地の木ズリは完了しています。

骨組みが組みあがった直後に

鉄製の折れ釘を設置しました。

折れ釘が木ズリから突出しています。

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蔵の妻面の霧除け屋根。

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主屋から見る蔵。

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主屋では、

外壁の付け柱と付け梁の工事を進めています。

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内部の工事は

外回りを先行しているため中断しています。

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主屋の屋根の瓦葺。

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離れの鉄筋コンクリート造の倉庫。

倉庫の屋根も置き屋根としています。

倉庫の屋根は銅板葺きとします。

この屋根の棟は素丸瓦となるため、

銅板葺きは瓦屋さんがおこなっています。


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模型写真の右手の小さな小屋が、

鉄筋コンクリート造の倉庫。


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by y-hikage | 2017-07-27 11:49 | 大町の家 | Comments(0)

大町の家の2階床の構成

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大町の家の2階床の構成は、

下から

・根太

・化粧天井

・杉板斜め張り(水平構面)

・荒根太

・荒根太間断熱材(ウールブレス)遮音のため

・杉床板30

としています。

不均一な断面をもつ古材の床梁を

根太と斜め張りの杉板のために

彫り込んで床を造っていきます。

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1階の天井は、

根太が化粧の現しとする

化粧根太天井としています。

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古材の梁の根太彫りの様子が見えます。


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蔵の外壁の腰壁は、

袴(はかま)状に斜めの石張りとします。

石の材料は大谷石。

その下地の木ズリがほぼ完了しました。


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by y-hikage | 2017-07-13 11:52 | 大町の家 | Comments(0)

大町の家の戸繰り口・その2

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先日、大町の家の現場に行ったら、

雨戸の「戸繰り口(とぐりくち)」の

加工が終わっていました。

僕の書いた原寸図そのままに

綺麗に完成していました。

日影アトリエの設計には、

ほとんど曲線は使わないのですが、

黄金比で構想した曲線は、

悪くないように思えました。

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戸繰り口の原寸図


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by y-hikage | 2017-07-10 16:06 | 大町の家 | Comments(0)

大町の家の戸繰り口(とぐりくち)

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戸袋から雨戸を引っ張り出すために、

妻板に彫り込んだ欠きこみのことを

「 戸繰り口(とぐりくち)」と言います。

大町の家の南側のはき出し窓には

雨戸があって戸袋の中に雨戸を収納します。

大工さんが戸繰り口を加工するために、

原寸図を書きました。

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現場で建主さんの希望にそって

おおよそのイメージを

原寸で描いたスケッチ。

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現場でのスケッチに

黄色いトレーシングペーパーをのせて、

当初のイメージの曲線をなぞります。

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なぞった曲線のバランスを考えながら、

黄金比を用いて

全体の大きさと曲線の比例を整えます。

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バランスを整えた曲線に

清書用のトレーシングペーパーをのせて、

清書していきます。

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作図が完了した戸繰り口の原寸図。

ちなみに製図用のメガネは、

最近買い換えたもの・・・。

前回のメガネは乱暴に使いすぎたので

レンズのコーティングがはがれ、

視界が曇ってしまいました。

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大町の家の戸繰り口。


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by y-hikage | 2017-06-16 17:05 | 大町の家 | Comments(0)

大町の家の力板

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大町の家は、構造材だけではなく、

建具や小さな部材まで、

建主さんが長い年月をかけて

収集してきた古材を余すことなく

再利用することが大きなテーマです。

その中で、

庇や軒裏などを支える「 力板 」も

そのひとつです。

大町の家では、

出窓のたて枠下端の化粧材としたり、

玄関ポーチの天井としたり、

適切な場所をみつけて

再利用することにしました。

上の写真は北側の出窓の

たて枠の下の力板です。


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蔵の妻面には、

上下階の窓に雨除けの庇を設けました。

その庇の軒桁を支持する

腕木の力板としても再利用しました。




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by y-hikage | 2017-06-13 08:31 | 大町の家 | Comments(0)

大町の家の階段材

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大町の家は、

民家の古材を再構成し架構を構築しました。

建主さんが収集した大量の古材を選定し、

余すことなく使いましたが、

良材のケヤキや松の差し鴨居は

使い切れませんでした。

そこでこの差し鴨居を

階段材に再利用することにしました。

具体的な部位は

階段の段板とササラ桁です。

段板は一段一段、

厚みが異なりますが

それもまた面白みが

あるのではないかと思いました。

一昨日の焼津市の渡邊商店の帰り、

平成建設の作業場で

階段材の部材の選定作業をおこない、

選定が完了しました。

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段板の厚みを140㎜に設定して

ササラ桁に段板の定規を置いています。



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by y-hikage | 2017-06-07 09:37 | 大町の家 | Comments(0)

鬼瓦の「 へら書き 」


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昨日、静岡県藤枝市の

㈱渡邊商店に行ってきました。

渡邊商店さんには、

鎌倉の大町の家の瓦工事を

担当していただいています。

渡邊商店さんに行った目的は、

製作中の鬼瓦に

「 へら書き 」をするためです。

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「 へら書き 」は、

棟札や棟木の墨書きと同様に、

建築した時の年代や建主や棟梁などの

情報を書き入れ、

何百年にわたって

後世に伝える大切な記録となるものです。

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「 へら書き 」は、

瓦製造時に粘土を瓦の形に成型した直後、

半乾き状態の時に竹へらで掻き付けます。

鬼瓦の意匠は、建主さんが

いくつかある候補の中から

選ばれたものです。

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渡邊商店の渡邊大輔さんに、

へら書きの意義を説明していただきました。

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鬼瓦を製作する鬼板師の原川圭介さん。

素晴らしい技術のもちぬしです。


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建主さんのへら書きが完了し、

引き続き、

設計担当の日影良孝が

へら書きをさせていただきました。

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建主さんのご指示により、

鎌倉で設計をやっているので、

鎌倉と書き加えました。

僕のへら書きの後に、

棟梁の小川さんが書きました。

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渡邊商店の工房に軒下の犬走・・・。

のし瓦を小端建てにしています。

とても綺麗なので

大町の家での参考にしたいと思います。


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帰り際に、

渡邊さんから鬼瓦の文鎮を

おみやげにいただきました。



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by y-hikage | 2017-06-06 16:34 | 大町の家 | Comments(0)