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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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カテゴリ:台の家( 36 )

鎌倉の台の家に行きました。

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2015
年の9月に竣工した「台の家」は、


日影アトリエから

歩いて10分ぐらいの場所に建っています。

完成してから、

ご近所のせいかたびたびお邪魔していますが、

昨日の午後も

すっかりながいをしてしまいました。

家具なども選びぬかれて、

和洋折衷の空間の密度が

美しくなっていくのを

見るのが毎回とても楽しみです。

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by y-hikage | 2017-02-20 10:43 | 台の家 | Comments(0)

台の家の玄関扉の製作過程

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台の家の玄関扉

台の家のデザインの基調はアールデコです。

玄関扉の意匠をいかにアールデコで

表現するか考えた結果、

断面形状で表現することにしました。

その断面とは「頭巾面(ときんめん)」の断面。

アールデコの意匠の要素に

斜めの線があります。

その斜めの線を部材の断面形状で

表現することを試みました。

頭巾面の断面をしたタテの線の連続・・・・。

その玄関扉の製作過程を

順を追って見てみます。

台の家の建具の職人さんは、

杢正の新井さんです・・・・。

(上の図面は、

縮尺20分1の姿図と原寸断面図です)

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1…加工前の材料

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2…木取り 

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3…木取り 墨

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4…小割

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5…木取り製材完了

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6…製材後の部材断面

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7…横桟のホゾ加工

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8…横桟のホゾ加工詳細

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9…タテ框のホゾ穴加工

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10…組手の加工

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11…框の小穴加工

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12…框の小穴加工完了

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13…チョウ仕上加工

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14…タテ板の面取り加工

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15…タテ框の面取り加工

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16…頭巾面の斜め部分の手仕上げ

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17…部材の加工完了

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18…部材の加工完了詳細

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19…頭巾面の断面

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20…横桟

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21…部材を組む その1

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22…部材を組む その2

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23…タテ框を組みプレスする

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24…玄関扉完成

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25…塗装後の詳細 その1

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26…塗装後の詳細 その2

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27…玄関扉の全景

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頭巾面の形状は、

外部の木製建具のタテ桟にも採用しています。

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by y-hikage | 2016-12-02 12:29 | 台の家 | Comments(0)

台の家とクレーガラス その2

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住み継ぎネットワークの

大西さんから頂いた古ガラスを

クレーガラスと名づけました。

そのクレーガラスを北鎌倉「 台の家 」の

オーディオラックの扉に使用しました。

台の家は、大正から昭和初期に流行した

和洋折衷の洋館を新築で造った家です。

1階は洋風のエッセンスで、

2階は和風のエッセンスで

デザインしています。

洋の空間の造作材はラワン材で、

和の空間の造作材は杉を使用しています。

この材料の選定も

当時の使い方に習っています。

洋風のエッセンスを助ける要素は様々ですが、

ガラスを透過する光や

造作材の面の形状も大切な要素です。

台の家では、面取りガラスを多用し、

一部に古ガラスを使用しています。

洋館の窓枠などの造作材の面の形状は、

丸みをおびた銀杏面とすることが多いのですが、

空間が甘くなるため、

台の家では几帳面に似た

「 段々面 」としています。

「 段々面 」は僕が名づけた面の形状ですが、

アールデコの館で日本一美しいと思う

「朝香宮邸(東京都庭園美術館)」の

面の形状に影響を受けています。

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「 台の家 」のオーディオラックは

2階の和室に置かれました。

(この場所に置くことを前提に設計しました)

両隣のスピーカーは、

建主さんが昔から愛用していた

「TANNOY Westminster 」と

いうスピーカー・・・です。

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オーディオラックが置かれる前の和室。

左手の床の間のような場所に

オーディオラックとスピーカーが置かれました。

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スピーカーが置かれた全景。

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オーディオラックの近景。

クレーガラスがはめられた扉。

家具全体の材料はラワン材。

扉のつまみは、堀商店のNTN6。

丁番も堀商店のオリーブナックル丁番。

この金物は家の食器棚でも使用しています。

(台の家の金物はすべて堀商店)。

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クレーガラスの模様。

このガラスを使用するために

オーディオラックの製作を決意したと

建主さんが話していました。

またこの家の棟梁でもあり、

この家具を製作してくれた

渡辺建築店の渡辺さんも

このガラスを絶賛していました。

独特な光の表情・・・クレーガラス。

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台の家で採用した面の形状「 段々面 」を

オーディオラックの天板にも採用しています。

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さて2階のオーディオラックと共に、

1階のテレビ台も製作しました。

デザインの基調は、

2階のオーディオラックと同じです。

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テレビ台を置く前の居間を

食堂からみたところ・・・。

右のガラスの向こうの壁がテレビ台の場所。

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テレビ台の全景。

窓にはめられたステンドガラスは、

僕のスケッチをもとに、

葛籠屋工房の加藤さんが

家の竣工にあわせて製作したもの・・・。

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テレビ台近景。

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テレビのビデオなどの機器類を

隠すために引き戸を設けています。

引き戸には昨年完成した「みたかの家」で

使用した古ガラスを使用しています。

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この写真は、

「朝香宮邸(東京都庭園美術館)」の

ドア枠の段々面。

庭園美術館は2014年に

改修工事が完了しました。

改修工事後まだ一度も行っていないことに、

この記事を書きながら思い出しました。

こんど機会をみつけて行ってみようと思います。


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by y-hikage | 2016-11-21 13:47 | 台の家 | Comments(0)

台の家とクレーガラス その1

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このガラスをクレーガラスと名づけました。

(大好きなパウル・クレーの絵に似てるので)

このクレーガラスは、

1年半ぐらい前に

住み継ぎネットワークの大西さんが、

古い家の解体時に日影アトリエに

届けてくれたガラスです。

(住み継ぎネットワークのHPは

リンク集にあります・・・・)

このクレーガラスを、

鎌倉の「台の家」のキッチンの窓に

再利用しようと試みましたが、

隅が割れてしまい再利用をあきらめました。

その後、台の家では、

オーディオラックとテレビ台を

製作することになり、

クレーガラスをオーディオラックの

扉に使用することにしました。

この二台の家具の設計が終わったのは

8月末のことでした・・・。

その家具が完成し台の家に先週届きました・・・。

家具のデザインは、

台の家の意匠に調和するようにしました。

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(次回へ続く・・・)

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by y-hikage | 2016-11-16 13:26 | 台の家 | Comments(0)

台の家の外観

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北鎌倉から歩いて

10分ほどの高台の住宅地。

通称「海軍通り」とよばれる通りに面している。

しゃれた昭和初期の洋館や

端正な和風の家が残る地域。

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かつての通りのまちなみの佇まいを

継承する懐かしい洋館を

新築でつくること・・・。

外観の意匠も

内部の意匠も

アールデコの意匠を基調とすること・・・。



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台の家は窓の意匠に特徴をもたせています。

かつての洋館のように

コーナーの出窓と両開きのテラスドア。

比較的まちなみに開放的なかたちをしています。

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外部の仕上げですが、

屋根はガリバリウム鋼板一文字平葺き+棟換気、

横樋はハコ+竪樋60Φ、

これら屋根まわりはすべて

タニタハウジングウエアの商品です。

外壁はリシンかき落としで

外壁の色は洋館のエッセンスを表現するためと

建て主さんの希望で淡い緑色になりました。

主要な開口部は建具屋さんが

作ったペアガラス入りの木製建具です。

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by y-hikage | 2016-08-13 12:30 | 台の家 | Comments(0)

台の家の桜が咲きました。

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台の家の桜が咲いています。

台の家の庭先ではじめての開花です。

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南西の角に植えた小さな桜。

来年の春は

どれぐらい大きくなっていることでしょう・・。

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by y-hikage | 2016-04-06 13:51 | 台の家 | Comments(0)

台の家の夕景

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先週の土曜日に

「建築家の大友さんを囲んで・・・」という

昼食会にタニタハウジングウェアの

谷田社長に誘われて

参加させていただきました。

昼食会の場所は鎌倉小町通りの

Rans Kamakura というお店・・。

料理もワインもおいしくて、

会話もはずみ、

とても楽しい昼のひとときでした。

昼食会のあとに、

北鎌倉の「台の家」まで

みなさんと散歩しました。

台の家に着いたころは夕暮れ時でした。

とつぜんの訪問でしたが建主さんは

総勢5人の僕たちを

こころよくむかえてくれました。

夕方の台の家。

あかるい時間の台の家が

陰影の濃い深い表情をしていました。

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by y-hikage | 2016-03-02 05:53 | 台の家 | Comments(1)

馬蹄釘のネックレス

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今年の夏ぐらいに

台の家のステンドグラスの

製作過程を学ぶために二回ほど

葛籠屋工房(つづらやこうぼう)の

加藤眞理さんの工房をたずねました。



台の家のステンドグラスを

製作するにあたって、

どなたに製作をお願いするか考えていたら、

2009年の第五回大平建築塾で

出会った加藤さんの名刺をみつけました。

さっそくメールで連絡しましたら

加藤さんも僕のことを

覚えてくれておりました。



工房での製作過程を見学させていただいて、

とても勉強になりました。

その報告はまた別の機会にゆずるとして、

ステンドグラスの製作過程で

使用するとても興味深い道具を

知ることができました。

その道具とは「馬蹄釘(ばていくぎ)」です。

馬蹄釘は馬のひづめにつける蹄鉄(ていてつ)を

固定するのに使う釘のことですが

(この釘を見るのも初めてでした)、

ステンドグラスを製作する過程で

仮止めの釘として使用していました。

通常の丸くぎと違って断面が四角なので、

ガラスやフレームを

固定するのに便利なのだと思います。

その釘に興味を示していたら、

加藤さんが工房の2階から、

おもしろいものを持ってきて

見せてくれました。

それは金属でできた十字架でした。

「初台の教会の知り合いの人が

馬蹄釘を使って作ったものですよ・・・!」。

そのあまりのセンスの良さと

手仕事の器用さに驚きました。

僕は思わず「これ欲しいです!」

とつぶやいてしまいました。

後日、加藤さんが台の家の現場に

この十字架をいくつか持ってきてくれて、

ずうずうしくも、

頂戴することができました・・・。

(美しいステンドグラスを

製作していただいたのに加えて、

馬蹄釘のネックレスまで

プレゼントしていただき、

加藤さんありがとうございました!)

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馬蹄釘で

ステンドグラスが動かないように

仮止めしている様子・・・。

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僕の愛用のA4サイズの

クロッキー帳の上にのせた

馬蹄釘と馬蹄釘のネックレス。

ちなみに加藤さんの工房は、

川崎の「日本民家園」の

すぐそばにあります・・・。

工房の見学のあと、

ひさしぶりに民家園を見学しました。


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by y-hikage | 2015-12-26 12:06 | 台の家 | Comments(0)

台の家のトイレのタイル

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台の家の1階トイレの

手洗いの壁には、アンティークの

タイルが張れられています。

このタイルは建主さんが

松原工業というお店で

購入してきたものです。

どうやらウェッジウッドタイルと

イギリスのノーブランドの

アンティークタイルを

組み合わせて作ったものということ・・・。

(松原工業→http://yaplog.jp/gsy/archive/1344)

このタイルがトイレ空間の

ほどよいアクセントになっています。

やはり時間の流れが創りだす

手仕事の素材はいいものです・・・。

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by y-hikage | 2015-12-19 15:30 | 台の家 | Comments(0)

台の家の造園工事がほぼ終わりました。

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「大正から昭和初期にかけて

流行した和洋折衷の洋館を

新築で建てる」

というテーマにそって設計した

「台の家」・・・。

秋に完成した台の家では、

すでに新しい生活がはじまっています。

12月にはいると

造園工事もほぼ完了しました。

おもて通りに面して、

しだれ桜やサツキが植えられました。

私道に面したデッキの前には

シセントキワ柿が植えられる予定です。

その他に数種類の

樹木や低木が植えられました。

これから年月が経過して、

まちなみの憩いの緑に

成長していく姿がとても楽しみです。

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日影アトリエの製図室から

徒歩10分程度で行ける台の家。

ちょこ ちょこっと

見に行ける近さです・・・。



(台の家の画像は、

こちらでも見ることができます⇒

https://www.flickr.com/photos/hikage/albums/72157662709160635)

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by y-hikage | 2015-12-18 15:13 | 台の家 | Comments(0)