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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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カテゴリ:民家の調査( 15 )

早朝の窓からの眺め。

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古材調査のために宿舎にさせていただいている大森さんの家。その2階が僕の寝室になります。5時に目が覚めました。景色の中に白く残っているのがわずかに残る雪です。田植えは連休明けからのこと。
もう見慣れた風景ですが好きな眺めです。

ところで砂浜で太陽の光を浴びながらゆっくりと走りたいです。
なぜなら「手のひらに太陽だから」。
by y-hikage | 2011-04-24 17:04 | 民家の調査 | Comments(0)

福井での古材調査のため、いまここにいます。

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月も星もなくそとは真っ暗です。明日朝早いのでもう寝ます。田んぼのカエルがないています。
by y-hikage | 2011-04-23 23:02 | 民家の調査 | Comments(0)

今日から、また福井での古材調査が始まりました。その三

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おおむね五時四十五分に起きる。朝食は六時半から。作業開始七時十五分から。目は覚めていても、大地は冷たい霜に覆われている。小さい緑が銀色の霜といっしょにいる。
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コケの森にも霜の雪が降った。じーと見ていると綺麗だ。
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霜柱の大群を見つけた。水が細い柱のタバになって空に向かっていた。
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池に薄い氷がはっていた。おそらく八時になると霜柱も氷も解けて、太陽の熱によって水蒸気に変わるだろう。
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冷たい夜の塊によってできた水面の氷の模様。この偶然にできた美しい模様に人の手は関わっていない。
by y-hikage | 2011-04-01 18:34 | 民家の調査 | Comments(1)

今日から、また福井での古材調査が始まりました。その二

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田んぼのあぜ道でフキノトウをみつけました。
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古材倉庫の道端に花が咲いていました。
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調査は続きます。
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宿泊している大森さんの家から倉庫まで歩いて一分。同じ風景を見ています。
by y-hikage | 2011-04-01 02:53 | 民家の調査 | Comments(0)

今日から、また福井での古材調査が始まりました。その一

前回の福井県での古材調査は二月末でした。
あれから一ヶ月が過ぎました。
一ヶ月前と今では3月11日を境に世界が変わりました。
津波のあとの被災地の人々のことを思うと心が破れそうです。
原子力発電の問題も放射線の津波にならぬことを歯を食いしばって祈るばかりです。
このような思いを持つものは、今ここに生きるすべて人々の共有の思いであることは、
友人との普通の会話や、福井に来て、福井の人との声からも、その真剣な思いが伝わり胸が震えます。
津波によって生命が流され、家が流され、町が流されました。
その場所に居なかった僕たちは、共に心が流され、途方にくれそうになっています。
でもこのままだと未来という時間が流されてしまいそうです。
だから静かな強靭な意思を持っていたい。
まずは被災地の人々が、気持ちよく眠れる場所をつくりたい。
今この福井で百年ぐらい前の部材を調査しています。
いつもは、その部材がもっている時間の蓄積に負けそうになります。
けれども、今はそんな時間もちっぽけに感じてしまうほどです。
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福井も春が近い。雪もだいぶ溶けた。
季節の移り変わりが喜びに感じるように、
被災地で、
一日もはやく、
ふぅーと息がつける、心地いい場所をつくりたい。
by y-hikage | 2011-03-30 23:08 | 民家の調査 | Comments(0)

ゆきのみちばたで

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古い民家の部材を調査するために宿泊している家から部材倉庫まで歩いて三分ぐらい。今日は朝から雨。昨日とちがうひかり。
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とりがとび
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しろいもやとしろいゆきと、いえとつちとの対比。
by y-hikage | 2011-02-28 18:36 | 民家の調査 | Comments(0)

福井のやまあいでの民家の古材調査(8)

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あまりに静かなので早くに目が覚めると南に面する大きな隙間風だらけのアルミサッシの窓から、月がくもの空を明るく照らしていました。
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古材調査の前のわずかな散歩の時間。「建築には必ず意味がある」ということを、この佇まいから学びました。雪の重みから軒の出を守る方杖。森林資源が豊富な場所であるのに垂木の部材寸法が細いのは、木が貴重であることを知っているからこそ。東の窓が極端に小さいのは雪が室内になだれ込むのを防ぐため(南側は道路沿いであるため除雪がおこなわれることを前提に窓が大きくとられている)。積雪から外壁の土壁を守るために張られた波板の鉄板。かつては板張りで左官を守っていたはずが簡単で安価な波板に変わってしまった。
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実測調査の作業を開始。
「との十」。
明治二十年。棟梁はなにを思い、「との十」と書いたのだろうか。筆の流れが深くて明るい。
by y-hikage | 2011-02-27 22:27 | 民家の調査 | Comments(0)

福井のやまあいでの民家の古材調査(7)

「日日日影新聞」のカテゴリーを追加して記事を整理しましたが、果たして見やすくなったかどうか・・・? リンク集の「日影良孝建築アトリエ展示室」の名称を変更し「日影良孝展示室」に改めました。その展示内容も少しずつ充実しています。
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今日からまた福井での古材調査のために来ています。雪はだいぶとけ土や木との雪の輪郭が丸みを帯びてきています。
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調査しているケヤキの柱のホゾから明治二十年の墨書きがでてきました。
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おそらく棟梁の字です。その書体から棟梁の人柄や技術の癖が蘇ってきます。
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日がのびて前回よりも遅い時間まで作業ができました。
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5時過ぎてから急に気温が下がりました。また音のない夜がはじまります。
by y-hikage | 2011-02-26 21:57 | 民家の調査 | Comments(0)

福井のやまあいでの民家の古材調査(6)

     福井の雪
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古材を調査するために歩き目にとまる雪のつらら。今日は昨日よりも暖かく感じる。
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昨日の朝は、融雪のための道のシャワーがふきだしていた。
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道のシャワーは気温と積雪を自動的に感知し川の水をポンプでくみ上げて圧送するのだと地元の八十八歳の人が教えてくれた。二十年前ぐらいに設計にかかわった新潟県の高柳町のかやぶきの家の設計の時にも同じもの見ました。
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古い家や古い部材を調査するときに手袋を必要とする経験はあまりなかったような気がします。この出張の前日にスガツネの営業のかたから頂いた手袋が以外に活躍しています。
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作業中のほんのひととき、大森さんにカメラをおしていただきました。
by y-hikage | 2011-02-11 17:34 | 民家の調査 | Comments(0)

福井のやまあいでの民家の古材調査(5)

古材調査のために宿泊している部屋の朝の窓からの景色。
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昨日から再開した古材調査は今日も引き続きおこないます。朝日がのぼり窓からの景色が白銀の世界に変わりました。
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白い雪が樹木に積もることで山の陰影が深くなりより美しくなります。
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道を歩きます。今年は25年ぶりの大雪と88歳の地元の人が話してくれました。2メートルの雪が積もったということです。雪国への来訪者は雪の景色を美しいと感じ、地元の人々にとっての雪はなによりもやっかい者。であることを以前設計した新潟県の高柳町で身にしみて学びました。
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高齢化が進んだ町では、雪下ろしを思うようにできません。雪の重さで屋根が落ちてしまうこともあります。実際、古材を保管している倉庫の屋根が半分落ちてしまっていました。たいへんなことなのです。
by y-hikage | 2011-02-10 21:47 | 民家の調査 | Comments(0)