ブログトップ | ログイン

日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

hikagesun.exblog.jp

カテゴリ:循環の家( 41 )

五年たった循環の家

c0195909_13362517.jpg
何年ぶりでしょうか。

七月七日、

八ヶ岳(原村)にたつ

循環の家に行きました。

循環の家は、アトリエDEFの

モデルハウスとして設計しました。

竣工は2010年2月。

もう竣工して5年もたちました。

まわりの緑ともすっかりなじんで、

風景とひとつになった循環の家が

この場所にたっていました。
c0195909_13362141.jpg
c0195909_13361626.jpg
c0195909_13361199.jpg
c0195909_1336640.jpg
c0195909_1336168.jpg
c0195909_13355696.jpg
c0195909_13355023.jpg
c0195909_13354546.jpg
c0195909_13354044.jpg
c0195909_13353432.jpg
今回、循環の家を訪れたのは、

あるウェブマガジンに取材のためでした。

そして僕は、

この取材で僕のめざしてきた

建築をあらためて思いました。

それは三つの環境との調和。

ひとつは、「地球環境との調和」

ひとつは、「風景やまちなみとの調和」

ひとつは、「家族との調和」

循環の家はモデルハウスなので

具体的な家族はいませんでしたので

アトリエデフのスタッフ全員を

家族に見立てて設計しました。
c0195909_13352698.jpg
循環の家の概念的な模型。

循環の家のコンセプトは、

「空に近く、土に近く」

意識としては屋根と床だけ・・・。

周辺の自然環境と一体となった空間。

c0195909_13395228.jpg

by y-hikage | 2015-07-10 13:40 | 循環の家 | Comments(0)

建築家が選んだ建築家展7・「風景のある住宅」をふりかえります。

12月1日で無事終了した建築家が選んだ建築家展7・

「風景のある住宅」をふりかえってみます。

展示会場は銀座8丁目にある国産ブラインドで有名な

タチカワのショールームの地下1階のタチカワ銀座スペース。

企画はAtoA・projectの

建築家三名、上野タケシさん、来馬輝順さん、山本覚さんです。

この七回目の展覧会で、AtoA・projectの三名が選んだ四名の建築家は、

伊藤昭博さん、加藤誠洋さん、森大樹さん、日影良孝でした。

僕が展示したのは、

上野タケシさんが選んでくれた三つの作品の中の「循環の家」。

展示物をあらためて製作する時間がなかったので

設計時に書いたスケッチと図面と模型などを中心に紹介しました。

写真は建築写真家の畑亮さんの写真を中心に

僕の写真を加えたものとしました。

設計業務が忙しいので、果たしてこの展覧会に参加しても大丈夫かどうか

ずいぶん迷いましたが、この展覧会のためにパネルを作ることが、

設計当時のことを振り返ることにつながり

結果的に良かったのではないかと思いました。
c0195909_15282530.jpg
循環の家を設計している時に描いた

コンセプトのスケッチや立面図や文章です。
c0195909_15283077.jpg

模型の台は、杉の間伐材で作られた既製品の「組手什(くでじゅう)」を

組み合わせたものにしました。

無垢の杉の木を台とすることで日影アトリエの設計姿勢を表現したもです。

「組手什」は「NPO法人日本の森バイオマスネットワーク」で販売しています。
⇒(http://jfbn.org/)
c0195909_15283668.jpg
c0195909_1528413.jpg
c0195909_1528478.jpg
c0195909_152853100.jpg
c0195909_15285985.jpg
c0195909_1529540.jpg
c0195909_15291749.jpg
c0195909_15292353.jpg
模型は、

循環の家が完成した時に製作した竣工模型と軸組模型を展示しました。
c0195909_15292876.jpg
c0195909_15294096.jpg
c0195909_1530562.jpg
c0195909_1530159.jpg
驚くことに僕の故郷の岩手県軽米町の在京軽米人も駆けつけてくれました。
c0195909_15305563.jpg

この展覧会の参加メンバーには、

それぞれオリジナルのスケッチをポストカードにすることを命じられました。

僕は、循環の家の架構モデルをポストカードにしました。


c0195909_1531278.jpg

最後にパネルに張り付けた循環の家の

設計当時のコンセプトを紹介いたします。

やや長文なのが問題ですが・・・・。

    ※


「循環の家」の設計コンセプト

1.たおやかな家

2.時間という循環

循環とは「時間」。朝がきて昼になり夜になりまた朝が来る。

この当たりまえのことの繰り返し。人だけではなく鳥や虫にも、

地球全体で同じように繰り返される。

当たり前のこととのようだが

よくよく考えてみるとたいへんなことだ。

3.日常をみつめる

この時間の流れを家に置き換えてみると、

人は家の中で具体的な行為を朝から朝までおこなう

その生活の事実をしっかりとイメージして設計を

おこなう必要があるだろう。

4.時間の流れに耐える

そしてまた風雪や災害だけではなく

「時間」の流れに耐えていかなくてはならない。

そのためには「普遍的」なかたちというと少し大げさだが、

風景に調和し、やさしく人間を包み込むような家が

いいのではないかと思う。

5.居場所を創る

家が人を窮屈にしてしまうと、家が時間の流れに耐えられない。

心地良い居場所を創ることが大切だ。

「ああここに居るととても気持ちがいい」って。

6.空間の秩序を骨格にあたえる

風景と生活のありようと、そして居場所から生まれる空間に

「凛とした秩序」を与え、それが構造に昇華していけないか。

7.空に近く、土に近く

美しい山並みの風景という空を楽しむために2階をリビングに、

地面の植物や菜園を楽しむために農家のような間取りを1階に、

京都の町家の通り庭のような土間を設け農作業に便利なように。

8.循環する家

土に還る自然素材で家をつくる。

木や太陽の恵みを生かす(太陽光発電、薪ストーブ、ペレットボイラー)。

雨水や生活の水が循環する(パーマカルチャー)。


循環の家

企画・施工:アトリエDEF
設計監理:日影良孝建築アトリエ 日影良孝
構造検討:山辺構造設計事務所
パーマカルチャー設計施工:ソイルデザイン 四井真治
c0195909_15311058.jpg

by y-hikage | 2013-12-06 16:21 | 循環の家 | Comments(0)

明日は建築家が選んだ建築展の最終日

タチカワ銀座スペースでの展覧会。

明日が最終日。

のんびりとギャラりーにいます。よ。

c0195909_21244774.jpg

by y-hikage | 2013-11-30 21:29 | 循環の家 | Comments(0)

建築家が選んだ建築家展7での緒方敏明さん

建築家が選んだ建築家展7も2週目になりました。

先週の11月23日(土曜日)はパーティーもあって、

大勢の友人や知人が来てくれました。

その中の一人、友人の彫刻家・緒方さんは、

展示している「循環の家」にとても興味を持ってくれました。

(みなさんも興味を持ってくれましたが・・・)

食い入るように循環の家を見てくれている緒方さんの姿をみて、

思わず緒方さんに

「展示会が終わったらこのパネルと図面をプレゼントしますよ」

と言ってしまいました。

ということで、

この展示パネルは、緒方さんの家に飾られることになりました(笑)。
c0195909_13144731.jpg

右手に立っているのが彫刻家の緒方さんです。

緒方さんのフェイスブックです。
⇒https://www.facebook.com/toshiaki.ogata.1
c0195909_13273636.jpg

by y-hikage | 2013-11-26 13:30 | 循環の家 | Comments(0)

建築家が選んだ建築家展7に参加します。

風景のある住宅・建築家が選んだ建築展7に参加することになり、

なんとかその準備がまにあいそうです。

日程は11月20日から12月1日までです。

場所はタチカワ銀座スペース 

住所は 銀座8の8の15

タチカワブラインド銀座ショールーム内地下1階です。

僕は、11月21日と12月1日に、ギャラリーに居ることになっています。

展示する内容は、企画メンバーの上野さんが選んでくれた

循環の家です。

設計当時のことを思い出しながら、

突貫工事で展示作品を今日つくりました。

八ヶ岳の自然がふわぁと感じられるような展示にしたつもりです。

みなさんどうぞ来てください!

c0195909_21234282.jpg
c0195909_2124342.jpg
c0195909_21242121.jpg
c0195909_2138787.jpg

by y-hikage | 2013-11-18 21:48 | 循環の家 | Comments(0)

オーガニックEXPOの「循環の家」に行ってきました。

ビックサイトで開催されているオーガニックEXPOにアトリエDEFの「循環の家」が展示されているので本日、循環の家のブースにおじゃましました。
c0195909_13541477.jpg
c0195909_13543938.jpg
循環の家の模型です。パーマカルチャーによる庭も再現されています。太陽光パネルも屋根の上にのっています。
c0195909_1355214.jpg
雨水タンクとガーデンキッチン。
c0195909_135547100.jpg
バイオジオフィルター。
c0195909_13561285.jpg
ビオトープ。
c0195909_13562770.jpg
ミミズコンポスト。

実際に循環の家で「循環」している「小さな地球」たちが、この巨大な展覧会場に再現され、数多い出品社の中でも、ひときわ潤いを放っていました。
「循環の家」の設計者の僕としても、ひそかに誇らしい気持ちになりました。
by y-hikage | 2011-11-03 14:06 | 循環の家 | Comments(0)

「循環の家」に行ってきました。

震災後、初めて「循環の家」に行ってきましした。
c0195909_918432.jpg
3月11日以降、被災地のための仮設住宅の提案、「手のひらに太陽の家」の設計(現在も設計進行中)などで、なかなか来れる状況ではありませんでした。
c0195909_9194350.jpg
今回の目的は、一年近く停滞していた循環の家の本づくりの打ち合わせのため。
c0195909_9205136.jpg
循環の家のまわりの木々は育ち、より自然な佇まいになっていました。
c0195909_9233283.jpg
循環の家に居ると、とても心落ち着きます。家が風景の一部になり、風景が家の一部になっているような、心がすぅーと抜けていくような感じになります。
c0195909_9244485.jpg
アトリエデフの大井社長は朝二階の食卓で仕事の準備をしているときがとても幸せな気分になると話してくれました。設計を担当した僕としては何よりの喜びです。
c0195909_925458.jpg
「手のひらに太陽の家」の設計は今日から本格的にはじまります。同時に循環の家の本作りも頑張りたいと思っています。
by y-hikage | 2011-09-02 09:39 | 循環の家 | Comments(0)

桜設計集団の安井昇さんたちと循環の家に体験宿泊をいたしました(2)。

c0195909_972267.jpg
体験宿泊の翌日の午前中は、森びと建築塾の番外編として安井昇さんに講演をしていただきました。場所は循環の家の2階。アトリエデフのスタッフの人たちが、安井さんの講義を真剣に聞いています。講義の内容は、「火災に強い木造住宅をいかにつくるか」。技術的な解説と事例(谷中の家)の報告。安井さんの講義は何度聞いても、実験に裏付けられた研究成果を現実の現場に生かそうとする強いエネルギーに刺激を受けます。
c0195909_975683.jpg
初冬の中に佇む循環の家。実は前日の午後に、吉村順三設計の「八ヶ岳高原音楽堂」を見学に行きました。八ヶ岳高原音楽堂は、雪がチラチラと降る灰色の空の下にひっそりと建っていました。以前に訪ねた音楽堂は、イベントの最中で賑やかでしたが、今回はひとの気配無く静寂でした。それが美しい屋根をよりいっそう美しく見せていました。
c0195909_984299.jpg
循環の家の近くの道を散歩します。八ヶ岳から吹き降ろされる冷たい風が萱をゆらします。
c0195909_991151.jpg
その夜に仕事場に帰りました。デフ農園で収穫された大根をお土産にいただきました。野菜スープと漬物にしようと思います。
by y-hikage | 2010-12-01 09:22 | 循環の家 | Comments(4)

桜設計集団の安井昇さんたちと循環の家に体験宿泊をいたしました(1)。

c0195909_10555854.jpg
一昨日の夜、循環の家に「桜設計集団」の安井昇さんたちと体験宿泊をいたしました。循環の家の西側の窓辺から見える夕暮れ時。
c0195909_10562841.jpg
その夜は皆さんと買出しに出かけ鍋を食べました。循環の家の南側の窓辺から見える夕暮れ時。
c0195909_10565420.jpg
夕暮れ時の八ヶ岳。一日として同じ風景をもたない八ヶ岳。
c0195909_105723100.jpg
朝の朝食の準備です。
by y-hikage | 2010-11-30 10:58 | 循環の家 | Comments(0)

ビオファジャパン・オーガニックEXPO に アトリエデフ が 循環の家 を出展していました。その2

c0195909_18493589.jpg
ビオファジャパン・オーガニックEXPO に アトリエデフ が 循環の家 を出展していましたが無味乾燥な展示施設のなかに移築された、小さな循環の家に、さっそく蟻がすみかとえさを探していました。
c0195909_1850143.jpg
バイオジオフィルターをつくる大谷石に蟻が一匹見えますか?
c0195909_18503631.jpg
小さな蟻が歩いているのが見えますか?
c0195909_18511774.jpg
大谷石のがけを這い上がっている蟻が見えますか?
c0195909_1852083.jpg
大谷石の直角のがけを這い上がった蟻が見えますか?蟻は蟻で与えられた環境で必死に生きていこうとしています。たとえそれが無味乾燥なコンクリートの構造物の中に移築された、小さな小さな地球でも。
c0195909_18524283.jpg
ここにはめだかもいますよ。
by y-hikage | 2010-09-21 18:54 | 循環の家 | Comments(0)