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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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2018年 02月 03日 ( 1 )

白井晟一の善照寺本堂

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浅草に用事があったので

以前から見学しておきたかった

建築家・白井晟一の設計による

善照寺本堂に行ってみました。

やはり実物を見てみないと

わからないことがあります。

善照寺本堂は、

参道というには細すぎる路地の突き当りに

ひっそりと建っていました。

表通りからは

その全貌を見ることはできません。

白井晟一にとって、

この細い路地と本堂の関係を

どうつなげるかが設計の大きなテーマに

なったにちがいありません。

建築雑誌などでみる善照寺本堂は、

深い切妻屋根が最大の特長のように

表現されていますが、

実は、路地の巾とほぼ同じ幅の

大きな黒いガラス窓の存在の発見が

白井晟一の意図するところでは

なかったのかと思いました。

つまり表通りから

延びる細い路地(参道)の軸線が

黒いガラスを貫き、

堂内のご本尊に向かっているという意図・・・。


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確かに、

善照寺本堂の深い庇の存在と

薄いスラブによる回廊によって

建築を宙に浮かせる手法は

特徴的だと思いました。

そしてまた屋根の重量感と

回廊のスラブの厚みの比例のギャップが

独特な外観を創り出していました。


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裏口のドアのノブが

ほぼ中央に配置されています。

この手法は白井晟一が得意とするところです。


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善照寺本堂は1958年に完成しました。


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by y-hikage | 2018-02-03 13:36 | 建築巡礼 | Comments(0)