ブログトップ | ログイン

日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

hikagesun.exblog.jp

2017年 08月 04日 ( 1 )

国立近代美術館の建築

c0195909_15563615.jpg


谷口吉郎の建築は栗の実の味がいたします。

素朴そうにみえて

しっかりとした深い色あいと味があります。

それはまるい感じだけれど、

その実はかちっとしている。

色も線の構成も・・・。

そして食べてみるとやさしくておいしい・・・。

東京の竹橋にある国立近代美術館は

そんな建築な感じがいたします。

谷口吉郎の建築から受ける印象は

一貫してこんな感じです。

だからなのかなぜか好きです。

忘れるほど昔行った

国立近代美術館は

はいってすぐに大きな吹抜けと

それはそれは大きな階段がありました。

なんてぜいたくな空間なんだろうと、

そのおおらかさに感動し

その空間体験は身体から離れません。

その後に、

いつしか行ってみたら

そのおおらかな階段はなくなっていました。

吹抜けが床になり、

鉄骨のシャープな階段や

レストランや売店が増築されて・・・。

先日に、「日本の家」展に行って

はじめて気がついたのですが、

トイレの前のトラバーチンの壁に

書かれた文字を見て納得がいきました。

まろやかな空間に

鉄骨のシャープなデザインが

張り付いている理由が・・・。

違和感なく美しく・・・。

増改築の設計は坂倉建築研究所によるもの。

鎌倉の近代美術館を

設計した事務所といえば

わかりやすいと思います・・・。

♡ ♡ ♡ ♡

ところで美術館には

「建物を思う部屋」があります。

その入り口に改修前の

吹抜けの写真が飾ってありました。

その写真の空間はやはりおおらかでした。



c0195909_15562889.jpg


おおきな階段

c0195909_15560944.jpg


増改築前の写真です。

外に庭に

赤とグレーのシャープな塔が立っています。

この作品は当初からのもので

イサム・ノグチの作品。

谷口を好きな理由に

イサム・ノグチとの協働による

作品が多いことが理由のひとつ・・

なのかと思います。



c0195909_15555994.jpg

c0195909_15555044.jpg

c0195909_15554581.jpg

c0195909_15553388.jpg

c0195909_15551923.jpg

c0195909_15551222.jpg

c0195909_15550529.jpg

c0195909_15550035.jpg

c0195909_15545476.jpg

c0195909_15544833.jpg

c0195909_15544299.jpg

c0195909_15543765.jpg

c0195909_15542680.jpg

c0195909_15535657.jpg


「 建物を思う部屋 」

c0195909_15535257.jpg

c0195909_15534736.jpg



c0195909_16085787.jpg



by y-hikage | 2017-08-04 16:10 | 建築巡礼 | Comments(0)