大町の家の建具
大町の家の工事は
内部の造作工事を中心に進行していますが、
内部の建具の製作も同時に進行しています。
外部に面する建具は、
基本的に外から、
木製格子戸、
木製網戸、
木製ガラス戸、
障子という構成になっています。
内部空間を仕切る引戸は、
9割がた古い建具を再利用します。
外部に面する障子は、
新しい材料で製作し、
水回りに面する障子は
建主さんが集めた古ガラスを入れこみます。
これらの建具の数は、
あらためて数えてみると
250か所ぐらいになります。
(250本ではなく250か所)
これらの建具の図面を
縮尺10分の1で書いているので、
図面の枚数も相当な量になっています。
建主さんが集めた古建具に入った古い模様ガラス。
これらを場所に応じて選定し
障子に入れこみます。
古ガラスは、
ダイヤガラス・モールガラスなど、
さまざまな種類があります。
内部を仕切る建具は古建具を再利用します。
柱間や鴨居の高さに応じて
巾を詰めたり高さを詰めたりしながら
再利用します。
外部の入り口に再利用した蔵戸。
ガラスが入っていなかったため
新しいガラスを入れます。
白く見えるガラスは仮の姿。
by y-hikage
| 2018-01-19 14:49
| 大町の家
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