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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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千利休の「 竹自在 」

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港区白金台にある畠山記念館で、

「 近代数寄屋の交遊録・・

益田鈍翁・横井夜雨・畠山即翁 」の

展覧会が開催されていることを知り

観に行きました。

展示では益田鈍翁作の作品などが

70点展示されていて、

どれもが素晴らしいものでしたが、

その中で最も価値があると思ったのは、

千利休作の「竹自在(たけじざい)」でした。

桃山時代の作品ですが、

そのかたちは、

一点の乱れもなく、

みごとなプロポーションが完成されていました。

はねつけるような緊張感を放ちながら、

どくとくの柔らかさをはらんでいました。

撮影不可なので、

ラフスケッチを描き、

製図室で清書してみました。


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展示室には、

四畳半の茶室「省庵」が設けられています。

その茶室の床の間。



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実は、

畠山記念館を訪ねたのははじめてでした。

前々から行きたいと思っていました。

なぜなら、

園内に茶室が建っており、

益田鈍翁などの茶人と深い交流があった、

数寄屋大工・木村清兵衛が造った

茶室を見に行きたかったからです。

木村清兵衛は、

かつて実測調査をおこなった

駒込の家の茶室を手掛けています。

長い期間の調査だったので

深い縁を感じるのです。


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茶室は5棟あり、

どれもが閉じていましたが、

下見と思いあきらめました。

次回来るときは、

特別公開の日に合わせようと思います。


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畠山記念館を訪れたのは、

夕方に近いどんよりとした曇り空でした。

そのどんよりとした光の中でも

園内の紅葉はきれいでした。

〇〇 〇〇       〇

数寄屋大工・木村清兵衛については、

もう一度、振り返って

記事にしてみようかと思っています。

駒込の家の茶室の

膨大の枚数の実測野帳と写真は、

岩手の実家に保管しています。

正月の帰省でとりだしてみようかと

思います。


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ところで、CASA BRUTUS の 

201711月号の特集が、

杉本博司が案内する

「おさらい日本の名建築」でした。

ひさしぶりに優れた特集だと感心しながら、

ページをめくっていたら、

6人の数寄屋大工名工リストに

木村清兵衛が選ばれていました。

驚くと同時に親近感がわいてきました。


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木村清兵衛の設計施工の駒込の家の茶室。




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by y-hikage | 2017-12-04 11:40 | 建築巡礼 | Comments(0)
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