「 日本の家 」展に行きました。
先週の金曜日の午後、
みたかの家でのメンテナンスがあったので、
その日の午前中に
東京国立近代美術館で開催されている
「 日本の家 」展に行きました。
34組の建築家の作品が展示されていて、
多種多様な、
1945年以降の建築と暮らしの様子を
ゆっくりと見ることができました。
今年の4月から6月まで
パナソニックミュージアムで開催されていた
「 日本、家の列島 」を見たときも
同じことを感じたのですが、
特に現在に近づくにつれ、
家のつくりかた・デザインの
方法が多様すぎて、
ちょうどいい解釈の言葉がみつかりません。
( 多種多様なことは否定されません。
むしろ住み手や建築家の多様性に
とても興味があります・・)
そこで僕はこんなふうな気持ちで
多種多様な作品に
接してみようと考えました・・・。
「 僕が住みたいと思う家はどれだろう・・・」
展示は、入ってすぐの作品・・・
吉村順三、アントニン・レーモンド、
吉阪隆正、阿部勤などは
撮影禁止だったのですが、
他は撮影が自由でした。
( 吉村順三の展示は、
軽井沢の山荘の軸組模型と
吉村順三のスケッチの原画 )
はたして「僕が住みたい家」はどれか???
1番目は、軽井沢の山荘:吉村順三
2番目は、白の家:篠原一男
3番目は、斎藤助教授の家:清家清
4番目は、最小限住居:増沢恂
5番目は、丹下健三自邸:丹下健三
前川國男も作品リストにあるのですが、
どの作品か忘れました。
もしその作品が
前川國男自邸であれば
住んでみたい家の中に確実に入ります。
これらの家のどれもが近代建築に属します。
もうひとつ共通な点は、
「 屋根があることです 」
勾配があって軒が出ている
(最小限住居は
妻面が出ていないのが気になりますが・・・)
やはり屋根があることは、
日本の気候風土を考えると
大切なことではないかと思う僕は
古い人間なのでしょうか・・・。
白の家:篠原一男
白の家:篠原一男
白の家:篠原一男
SH-1:広瀬鎌二
スカイハウス:菊竹清訓
スカイハウス:菊竹清訓
スカイハウス:菊竹清訓
スカイハウス:菊竹清訓
私の家:清家清
斎藤助教授の家:清家清
余談ですが、
建築に限らず展覧会の会場に入ると
必ずと言っていいほどに、
「 撮影禁止!! 」と書かれています。
国宝建造物の中も
「 撮影禁止!! 」が多いように思います。
今回の東京国立近代美術館の企画展示は、
基本的に「 撮影可!! 」でした。
とても嬉しい気持ちになりました。
そして「 撮影可!! 」は
今回の企画展に限りませんでした。
例えば所蔵作品の
藤田嗣治の絵もパブロ・ピカソの絵も・・・
藤田嗣治:五人の裸婦
藤田嗣治:少女
パブロ・ピカソ:
マックス・ジョコブ著
「聖マトレル」より長椅子のレオニー譲
by y-hikage
| 2017-07-31 12:41
| 建築巡礼
|
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