とある3月の週末、
第62回・吉村順三記念ギャラリー
小さな建築展に行きました。
テーマは、「世田谷区深沢に建つ外国人の家」。
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この家は、1958年に東京・世田谷区深沢に建築された2階建ての家です。
主要構造部を鉄筋コンクリート造として、水・火・音に関わる仕切壁以外は木造で設計されています。
庭に面したデン・居間・食堂は、3室別々に使えますが繋いで一部屋にすることができる自由な空間です。
住い手は、外国人で夫妻と子供二人の四人家族とお手伝い三人です。
(吉村ギャラリーの展覧会の葉書より・・・)
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個人的に印象に残った部分ですが、
屋根の断熱のために
鉄筋コンクリートの屋根の上に
木造屋根をのせた
「置き屋根形式」としているところでした。
日本では、
昔から土蔵などの屋根に用いられてきた手法です。
吉村順三ギャラリーの応接室。
とても居心地のいい空間です。
この応接室には、
吉村順三が設計してきた
実施設計図などが自由に閲覧できます。
応接室の開口部の詳細図・・・。
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次回のギャラリーは、第63回「深沢の家」です。
5月6日~5月28日の間の土曜日と日曜日です。