国宝:清水寺本堂の東側立面
1月28日と29日、
京都市内の国宝建造物採集のひとつである
清水寺は、
観光地としてあまりにも有名なお寺です。
当日も参道は、鎌倉の小町通りのように
人混みで渋滞していました。
〇〇〇 〇〇
国宝建造物である清水寺本堂は、
山の斜面にせり出した舞台は
懸造(かけづくり)によって持ち上げられています。
この懸造は139本ともいわれる
ケヤキの長大な柱と貫によって
組まれていて、見る人を圧倒させます。
下から見上げても良し、
舞台の上から眺める
京都の風景もまた人々を魅了させます。
〇〇 〇 〇〇 〇
僕は清水寺本堂の懸造舞台も
素晴らしいと思いますが、
清水寺本堂で最も好きな部分は、
東面からみる屋根の曲線です。
大屋根のむくり屋根と
翼廊(よくろう)の反った屋根との
曲線の調和がとても美しいと思うのです。
清水寺本堂は、九間×七間の寄棟造りに
正面東西に入母屋造りの翼廊を出して
楽屋とし、その間を舞台としています。
寄棟の屋根はむくらせ、
翼廊の屋根をそらせる手法を採用し、
この二つの曲線が
破たんすることなく美しく調和しています。
この東側から見る
屋根の景色を見るだけでも
一見の価値があるというものです。
清水寺本堂、南側正面
懸造(かけづくり)見上げ
清水寺本堂、東側立面
美しい檜皮葺き(ひわだふき)屋根の曲線
清水寺本堂の断面図・・・。
国宝:清水寺本堂は、
徳川家光の寄進によって
寛永10年(1633年)に再建されたものです。
by y-hikage
| 2017-02-13 18:35
| 国宝建造物
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