今年の1月28日、
住宅医スクール・大阪の講義に出席するため
京都の三条駅に行きました。
そういえば二条大橋のたもとに
吉村順三が設計した「ホテルフジタ」が
あったことを思い出し、
時間に余裕があったこともあって
外観だけでももう一度見てみようと思い
鴨川沿いに歩いて行ったのですが
ホテルフジタはありませんでした。
かわりにザ・リッツ・カールトンという
高級ホテルが建っていました。
9年前に
鴨川の対岸から見たホテルフジタがない!
僕はとても複雑な心境になりながら、
電車で住宅医スクール・大阪に向かいました。
ホテルフジタの跡地に建った、
ザ・リッツ・カールトンホテル
吉村順三が設計したホテルに
宿泊してみたいと思い、
ホテルフジタに宿泊したのは
9年前のことでした。
その日に撮影した
外観と内観の写真がありますので、
日日日影新聞(にちにちひかげしんぶん)の
記事で紹介いたします。
全部で36枚あります。
ホテルフジタは、
1962年に建築されたホテルです。
鴨川の風景に調和するように
横のラインを強調しています。
各階に設けられた水平の庇は
二方向避難の避難通路を兼ねています。
吉村順三の建築は、
いつも階段が特徴的です。
宿泊室は、
引き分けの障子が入った窓があり、
とても居心地のいい空間でした。
浴室の浴槽の縁に引き戸があり、
引き戸がカーテンのかわりに
なっているのには驚きました。