NPO法人響は、東京の明治神宮「代々木の杜」の中で、主に三つの活動をおこなっています。
⇒(http://www.npohibiki.com/index.html)
・ひとつめは「緑化推進事業」・・
どんぐりの苗木を育てて全国へ配布・植樹する活動。
・ふたつめは「国際文化交流事業」・・
日本人として日本の伝統・文化を探求するとともに、国際的な視野をもつ人材育成のための国際的な交流活動。
・みっつめは「稲作事業」・・
古代から現代まで受け継がれてきた稲作にかかわる祭事や精神をとおして、自然や食への感謝の気持ちを再発見し、受け継いでいく活動。
NPO法人響とは「手のひらに太陽の家」に明治神宮で育てた苗木を植樹させていただくことが縁で出会うことができました(NPO法人バイオマスネットワークの一員として⇒http://jfbn.org/)。
はじめて訪ねた夜、バイオマスの人たちとさっそく会員の申し込みをおこないました。
もうすでに20本以上の苗木が「手のひらに太陽の家」の敷地に植えさせていただいておりますが、竣工式にも記念植樹として、苗木ではなく、背丈2mぐらいの樹木を数本、明治神宮内の畑から移植される予定です。
そのこともあって、先日の5月13日の日曜日に響の活動に参加してきましたが、実は苗木の育成だけではなく、稲作事業や明治神宮内の茶室でのお茶会などにもとても興味があります。
さらに大きな視点で見ると、明治神宮の自然と建築にとても興味があります。
さて、先日の活動の様子です。
この日は、稲作のために種子を培土に蒔きました。ひとつの枠の中に三つの種子を蒔くようにと指示を受けました。小さな子供も、丁寧に種子を蒔きました。
種子蒔きが完了したらその上から薄く土をかぶせます。
このように苗木は、小さなポットで育てられています。
この写真左に見えるのが「手のひらに太陽の家」に移植される小さな樹木です。ケヤキ・モミジ・スダジイなどです。
移植の前に「根回し」といって幹を中心にして1メートル半径ぐらいに掘り起し、根を切っていきます。この作業が案外大変な作業で、目標のおおよそ60㎝深さまで到達できませんでした。
僕も、設計者という立場上、頑張って手伝いました。汗だらけになりましたが、土いじりもいいものだと思いました。